macのメモアプリでデフォルトのフォント変更は結論からいえばできますが、メモアプリからはデフォルトのフォントの
・サイズ
・スタイル
の変更はできません。
Yosemite以前ならあまりややこしくはなかったのですが(でもめんどいかな)、El Capitanからは手順がひと手間増えました。
El Capitanではmac純正のメモアプリはかなり使い勝手がよくなりましたが、デフォルトのフォントサイズが小さいのだけはNG。
特にmacbookairのメモアプリの場合、画面が小さいのでフォントサイズが小さいのが余計気になります。
新規メモ作成時にフォントサイズの変更を毎回実行するのは手間なので、デフォルト(初期状態)でフォントサイズを大きくできないかを調べたところ、下記サイトを見つけました。
Mac純正のメモアプリのフォントサイズ変更方法
「default.plist」とありますが、正確には「DefaultFonts.plist」の変更になります。
DefaultFonts.plistのファイルの扱い方が少し分かりにくかったので備忘録を兼ねた補足を。
・Finder→アプリケーション→メモ.appを右クリック→「パッケージの内容を表示」をクリック→Contents→Resources→ja.lprojでもDefaultFonts.plist確認可能
・DefaultFonts.plistを選択し右クリック→”DefaultFonts.plistをコピー"をクリック
・デスクトップ等で右クリック→項目をペースト でファイルを貼り付け
・デスクトップ等に貼り付けたファイルを変更
・フォントスタイルの変更もできそうだが、日本語フォントのスタイル名の英語表記? が不明なので変更せず
・変更したDefaultFonts.plistを元の場所にドラッグアンドドロップし元のファイルのデータを上書き
上記サイトで少し触れていますが、El Capitanではmacのメモアプリのデフォルトのフォント変更を行うにはSIP(Rootless)をOFFにする必要があります。
Rootlessの無効化→メモアプリのフォントサイズ変更→Rootlessの有効化
の順に実行しました。
Mac OS 10 El Capitanパーフェクトガイド―コレ1冊で完全マスター (100%ムックシリーズ)
のコラム
El Capitanに採用されたセキュリティ技術
「システム整合性保護(SIP)」ってどんな機能?(P48)
にありました。
<参考サイト>
OS X 10.11 El Capitanのシステム保護機能「Rootless」を無効にするcsrutilコマンドの使い方。
※Rootlessの有効・無効化はリカバリモードの起動が必須です。
Rootlessの有効・無効化は自己責任でお願いします。
ちなみにMountainLionのメモアプリは3種類だけですがアプリ上でデフォルトフォントのスタイル変更ができました。
しかもDefaultFonts.plistにデータを追加するとフォントスタイルの追加も可能だったようです。
しかしEl Capitanではmac純正のメモアプリのデフォルトのフォント変更ができません。
MountainLionでもメモアプリのデフォルトのフォントサイズ変更はできませんでしたが、フォントサイズはそれほど小さくなかったのであまり気にすることはなかったのですが。
El Capitanのmac純正のメモアプリ、デフォルトのフォントの変更にこんなに手間がかかるとは思いませんでした。